BRC-20トークンをご存知ですか?こちらの記事ではPepeやOrdiコインの爆上げにより注目されているBRC-20について解説いたします。
BRC-20トークンとは?
BRC-20トークンとはビットコインブロックチェーン上でトークンを作成し管理するための新しい規格です。BRCは「Blockchain Regulatory Compliance」の略称でブロックチェーン業界における規制遵守についてを指します。
ERC-20やERC-721、ERC-1155については聞いたことがある方が多いと思いますが、イメージは類似しております。その中でもERC-20をモデルにして作られた規格がBRC-20になります。BRC-20は安全で透明性の高いトランザクションを可能にするため、セキュリティと規制の要件を満たすために設計されています。現在は既存のトークン規格であるERC-20が多く採用されているのでBRC-20との互換性の問題が生じてしまいます。
この規格では匿名性の問題を解決することができ、不正行為やマネーロンダリング対策ができるとされており悪用を防止することが可能になります。また、トランザクション履歴を追跡することで資金の流れを透明化することができます。
BRC-20トークンは5月8日の時点での時価総額は1500億円を記録しており、およそ14,000種類のトークンが発行されています。その中でも話題に上がっているのがPEPEやOLDIの価格が急騰しておりBRC-20への注目を集めたとされています。
その影響もありビットコインの送金手数料(ガス代)が直近の2年と比較すると最高値を記録しています。ネットワークの混雑とガス代の高騰により影響を受けているユーザーも少なからずいるということになります。
またBRC-20トークンはボラティリティが高い点が懸念されており、価格の急騰や暴落の恐れがありますので注意が必要になります。ボラティリティとは価格の変動率の大きさを示す指標のことで高いほど価格差が激しくなり低いほど価格が安定します。
要約するとBRC-20はブロックチェーン上でトークンを作成するための規格であり、資産管理や取引の効率化、製品の追跡と透明性の向上に役立つとされています。
BRC-20トークンの種類
昨今、BRC-20トークンの価格が爆上がりしており注目を集めています、こちらでは現在発行されているBRC-20トークンの中でも有名なトークンを紹介させていただきます。トークンの由来や役割についてまとめております。
また14,000種類以上のBRC-20トークンが発行されており、トレンドに乗ろうとする無知なユーザーに対しての詐欺も発生しかねません。なのでトークンに投資する前に情報を精査し本当に必要とされるコインなのかを見抜いた上で購入することをオススメいたします。
今回紹介するのはBRC-20の中でもミームトークンと呼ばれる面白くユーモラスな発想で発行され価格が上がったトークンについてご紹介します。コミュニティがトークンの価値の鍵となっており、過去に発行されて有名になったものだと「Dogecoin」「Shiba Inu」などがあります。
Pepe
Pepe(ぺぺ)コインはインターネット上で広まったミームキャラクター「Pepe the Frog」に由来しています。Pepe the Frogはアメリカの漫画家が生成したキャラクターでインターネット上でコミュニケーションを取る際に用いられており海外で人気のあるキャラクターになります。
Pepeコインは4月17日頃より取引が開始されたと言われており、翌日には価格が4500倍に大きく上昇したため話題を集めました。3万円分のPepeコインを購入した人は1日で億り人になれるといった高騰ぶりになります。
現在は当時より価格が安定していますが5/11時点でも、週間で50% ほど価格が上昇しており、時価総額も10億ドルを記録しています。開発者はPepeコインについて娯楽目的のコインと表現していることもあるので、そういった要素は価格に影響しかねないので注意が必要になります。
Ordi
Ordi(オーディ)トークンもPepeコイン同様にミームコインの一種で2023年4月に作成され、すぐに人気の通貨になりました。5月1日には4ドルで取引されていましたが、8日に海外取引所に上場してから前日比50%以上の値動きを見せました。5月10日時点では11億ドルの時価総額を記録しています。
発行数は2100万でビットコインベースの分散取引所であるOrdspaceで取引が可能となっております。長期的なユースケースは不明ではありますが既にビットコインブロックチェーン上で人気のある資産となっているので今後の動向に注目です。
まとめ
この記事ではBRC-20トークンについて解説いたしました。
BRC-20はブロックチェーン上でトークンを作成するための規格であり、資産管理や取引の効率化、製品の追跡と透明性の向上に役立つとされています。
また、PepeやOrdiといったミームコインについては価格が急騰したことにより話題になったため取り上げましたが、トークン投資をする際は自己責任で情報を精査してから購入するようにしましょう。
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