そもそもギルドって?
Web3業界の「ゲームギルド」というのはゲームプレイヤーが複数人集まったグループのことをギルドと表現しており、ゲームプレイに必要なアイテムを貸し出すことにより収益を得ているグループのことを指します。
BCG(ブロックチェーンゲーム)を始めるに当たって障壁となっているのが“初期投資”の部分になります。BCGは無料でプレイできるゲームが少なく、最初にゲームをプレイするためのキャラクターを購入しなければいけないゲームが多数を占めます。
そういった初期投資がかかるのは嫌だけどBCGをやってみたいユーザーにNFTを貸出してくれるグループ(団体)がゲームギルドと呼ばれています。
NFTを貸出すといってもタダで貸し出してしまうと通常の事業の場合は何も収益が得られません。BCGには“スカラーシップ”と呼ばれる制度があります。
スカラーとはオーナーからNFTを借り受けるユーザーのことを指し、初期費用なしでBCGをプレイできて収益を得られる代わりに収益の一部をオーナー側へ渡す制度のことをスカラーシップ制度と表現されます。
オーナー側からするとスカラーシップ制度を利用することで時間の消費が無く何もしなくてもBCGの収益を受け取ることができるので双方にメリットのある制度と言えるでしょう。割合はギルドによって異なりますがオーナーが7割、スカラーが3割が相場とされています。
BCGをプレイしてみたい方はスカラーシップ制度を利用してみて実際にNFTを購入するか検討するいい機会になると思うので興味がある方はゲームギルドを探してみてください。
ギルドのメリット
ギルドについて前述させていただきましたが、ギルドを利用することによるメリットとデメリットについて解説いたします。
初期費用がかからない
ギルドを利用してBCGをプレイすると初期費用がかかりません。
BCGの初期費用はゲームによって価格差はありますがプロジェクトによっては日本円にすると10万円を超える初期費用が必要なゲームもあります。
実際にBCGをプレイしてみたいと思っても「やったことのないゲームに10万円は払いたくない。」そのようなユーザーも多いと思います。BCGの人口を増やすためにもギルドの存在は重要な役割を遂げていると言えるでしょう。
無償で暗号資産を稼ぐことができる
BCGの特徴は“ゲームで遊びながら稼ぐ”ことができるのが大きな特徴になります。
ギルドからNFTを借りるということはスカラーシップ制度を利用することになり、スカラーは収益の何割かをオーナーに渡すことにはなりますが手元に残る収益がゼロということは基本的にありません。
初期費用を抑えてP2Eの楽しさを存分に味わえずにプレイするよりはNFTをレンタルして遊んで稼ぐ楽しさを実感できます。P2Eの楽しさが理解できた後に自分で初期投資をしてNFTを購入し、ゲームを進めることもできるのでBCGで収益化を視野に入れている方にとっても良い制度と言えるでしょう。
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サポートを受けられる
ギルドに所属するとBCGに関するサポートを受けることができます。
BCGについて全く分からなくても稼げるようにサポートしてくれます。オーナー側もスカラーに稼いでもらわないと意味がないのでWeb3のノウハウからBCGについて手厚く教えてくれます。
BCGに触れてみたいけどやり方が分からない、ゲームが得意じゃないから自信がないユーザーは、とりあえずギルドに入ってスカラーとなり勉強し経験を積むというような人も多いようです。
ギルドのデメリット
収益が少ない
前述したとおりスカラーシップ制度を利用するとレンタル料金として収益をオーナー側に渡さなければいけません。スカラーの取り分は相場で30%になっているため実際にP2Eを体験できたとしても時給で換算した場合、少額に感じてしまうこともあるでしょう。
ただ、少額の仮想通貨を貯めて自分のNFTを購入しプレイすることにより、実質無料でBCGを始めることが可能になります。
損失リスクを背負う
こちらはオーナー側のデメリットになりますが、場合によっては損失リスクを背負うことになります。実際にスカラーシップを行ってもスカラーの管理がうまくいかず全然プレイしてくれなかったり、ゲームの人気や仮想通貨の価格が落ちた場合の損失を保証してくれる人はいません。
ゲームも盛り上がっており、スカラーも問題なくプレイしてくれれば収益を得ることができますが、最悪のケースだとオーナーが購入した時の初期費用を回収しきれない場合は赤字になってしまうこともあるということです。
ノルマが設定されている
結論から申し上げますと、自分のペースで好きな時間にBCGをやりたい人は、あまりスカラーに向いていません。オーナー側もお金を稼げるNFTを貸し出しているので最低限の動き、ノルマが設定されていることがあります。
ノルマをしっかりクリアして報酬を受け取る分にはオーナーとの関係性は良いと言えますが、スカラーが動かなかった挙げ句、大した収益を得られないとなるとオーナーから厳しい言葉を言われる可能性もゼロではありません。ゲームをプレイするだけでなくコミュニケーションも必要となるので念頭に入れておいてください。
まとめ
この記事ではギルドについて解説いたしました。
ギルドは利用するとBCGゲームをプレイする際のNFTを貸し出してくれる組織(団体)となっており、スカラーシップ制度を利用し初期費用をかけずにBCGをプレイできる環境が整います。
BCGをプレイする上でのサポートやP2Eを体験できる良い反面、収益が少なかったりノルマが課せられたりとメリットデメリットがあります。
自分が向いてると思った場合はギルドを利用しスカラーシップ制度でプレイし、自分のペースでBCGを楽しみたい方は制度を利用しないことを推奨いたします。
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