【SBTとは?】NFT?ソウルバウンドトークンについて簡単解説!

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SBT(ソウルバウンドトークン)を耳にしたことがありますか?NFTのタイプのひとつで譲渡が不可能な特徴が話題になっています。今回の記事ではSBTについて解説いたします。

SBTとは?

SBT(ソウルバウンドトークン)をご存知ですか?SBTとはNFTの一種であり、譲渡が不可能なNFTで、受け取った本人以外は利用ができなくなっておりNFTの特徴のひとつである転売も不可になっております。

そもそもNFTとは代替不可能なモノの価値を証明するデジタルデータとなっており、デジタルアートや動画、ゲームアイテムがNFT化されています。
NBAではレブロンジェームズ選手のダンクシュートの動画NFTが約4,200万円で取引されました。NFTについては下記の記事に詳しくまとめていますのでご一読いただけますと幸いです。

【NFTとは?】初心者でも分かるNFT!簡単に解説!

SBT(SoulBound Token)の「Soul Bound」には”魂に紐づいた”といった意味を持ち、一度獲得すると誰かに譲渡したり売却することができないトークンになります。なぜSBTが誕生したかというと譲渡すべきでない改竄できない情報を証明するためにあります。

譲渡すべきでない改竄不可な情報とは資格や証明書などがあり、SoulBound Tokenと紐づけることにより学生であることや資格、身分をブロックチェーン上で証明することが可能になると言われており、これから身分証明の形いわゆるIDになるのではないかと推測されています。

カジュアルな活用方法として代わりに出席してもらって問題になっている大学の授業の出席を証明することに使われても面白いかもしれません。

NFTとしての特性もあるので改竄は困難になっており、IDとしての本人確認だけでなく、音楽ライブやスポーツ観戦チケットの転売対策として利用する事ができたり、譲渡不可な点があるのでライブや現地に行ったことを証明できるデジタルデータになります。

トークンの種類の中のひとつとしてSBTを活用し使用用途に合わせてNFTを使い分ければよりWeb3の魅力が加速していくとされており、DeSoc(Decentralized Society)分散型社会の実現に一歩近づき、Web3発展への今後の鍵になるとされています。

SBTは要約すると譲渡や売却が不可な現実世界とデジタル世界で1つのユーザーを紐づける事が可能な情報の改竄が不可なNFTということになります。

SBTでできること

SBTの譲渡ができないNFTとしての特徴を利用するとどういった事ができるのかを解説いたします。

シビルアタックを抑制できる

少人数でウォレットを大量に複製、管理をすることで実際のユーザーに扮してアクティブユーザーが多いように見せてコミュニティを盛り上げたり、意思決定を有利に進めることをシビルアタックといいます

Web3はトークンを多く所有しているユーザーが大きな力を持つことが多く、資金力が中心となっている傾向があります。このままですとブロックチェーン技術のひとつである分散性が失われてしまい中央集権型に戻ってしまうことが危惧されます。

ウォレットに関しては1人に1つといった決まりは無く無料でかつ、無制限に作成する事ができてしまいます。各ウォレット毎に投票権を付与してしまうとウォレットを複数所持している人もいるので公平さが失われてしまいます。

ウォレットの複製自体は問題ではなく複数所有していた方がサービス毎に管理できたり、プロジェクトとして共通のウォレットを共有ができたり、資産を分散する事ができるので複数所有していた方がメリットは大きいです。

ブロックチェーンの匿名性により運営サイドで操作することが可能になってしまうのでそういった問題点もSBTをウォレット紐づけることによって解決するとされています。ウォレットに関しては下記の記事に詳しくまとめていますのでご一読いただけますと幸いです。

【MetaMaskとは?】なぜウォレットが必要なのか?簡単解説!

アカウントの選定が可能になる。

SBTの付与によってアクティブなユーザーや熱意のあるユーザーを判断する事が可能になります。譲渡や売却ができないので昔からプロジェクトを応援してくれているユーザーが判別できたりBot対策が可能になります。

Botというのが課題になっており、WL(ホワイトリスト)やAL(アローリスト)を全員に配布する際にBotに攻撃されてしまう事があります。Botに攻撃されるとどのユーザーがアクティブで有効になるのか判断がつかなくなってしまい運営からすると迷惑になります。そういったところもSBTによる解決が可能になります。

対象のSBTを所有している方向けにイベントを開催したり、コミュニティに招待することも可能になり、譲渡が不可なSBTを欲しいユーザーが熱意を持ってプロジェクトを応援したりコレクターとしてサービスを利用してくれることにも繋がります。

マーケティングの観点からするとSBTにより施策の幅が広がるとされており、トークングラフマーケティングとの掛け合わせにより、効果的な施策ができるとされています。トークングラフマーケティングに関しては下記の記事に詳しくまとめていますのでご一読いただけますと幸いです。

【トークングラフマーケティングとは?】Web3のマーケティングに困ったらこの記事で解決!

デメリットとしては過去の悪い履歴が残ってしまったり、ウォレットのアカウント自体がハッキングされてしまった際に取り返しがつかない点にあります。

まとめ

この記事ではSBT(ソウルバウンドトークン)について解説いたしました。

SBTは譲渡や売却が不可な現実世界とデジタル世界で1つのユーザーを紐づける事が可能な情報の改竄が不可なNFTのことになります。

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