メタバースとは?メタバースと聞くと難しそうなイメージがあるかもしれませんが意外と身近で既にあなたも触れているかもしれません。
今回はそんな”メタバース”についての疑問を解説していきます。
・そもそもメタバースって?
メタバースは、”Meta”と”Universe”を組み合わせて作られた言葉とされています。それぞれの単語”メタ(Meta)”には、超越したといった意味があり、”ユニバース(Universe)”には宇宙や世界、全人類などの意味があるので「超越した世界」と表現されています。
メタバースは『仮想空間』や『バーチャル空間』のことを指し、仮想空間内で利用者がコミュニケーションを自由に取れる世界(空間)です。メタバースでは仮想空間上でイベントに参加でき、他のユーザーとコミュニケーションを取ることができます。
冒頭に記載しましたがメタバースは身近にあり、約20年前からゲームを中心に利用されているので実感がなくても、無意識の内に実はメタバースに触れていたことがある方は多いと思います。
例えば、ゲームをする人なら一度は聞いたことのある「あつまれ どうぶつの森」です。このゲームは自分のアバターを作りゲーム内で生活を楽しむことを目的に作られており、オンラインで友人のアバターと会ったり、友人の作った島へ遊びに行くことができます。
このような仮想空間でアバターを通じてコミュニケーションを取ることができる場所をメタバースと呼びます。
また、メタバース上では他のユーザーとコミュニケーションが取りやすいとされています。チャットではなく音声を発することができるので自然な形でコミュニケーションが取れて、実際にメタバースを通じて親交を深めていき結婚した例もあり、肌の色や目の色、見た目による差別がないのがメタバースの魅力になります。
メタバースは要約すると「インターネット上の仮想空間」になります。世界的な大企業のFacebookが社名をMetaに変更するほどメタバースへの注目度は高まっていると言えるでしょう。
・メタバース×ブロックチェーン
メタバースについて前述させていただきましたが、実際にブロックチェーン(Web3)とどのような関係があり、これからの可能性を秘めているのかを解説していきます。
メタバースはインターネット上の仮想空間と説明しましたが、それだけではブロックチェーンとの関わりがあまりありません。ブロックチェーンの技術を掛け合わせた時に、どのようなことができるのかというと仮想通貨やNFTとの関係性がよく挙げられます。
【メタバース×仮想通貨】
メタバースとブロックチェーンはどのような関係性なのかご存知でしょうか。結論から申し上げますと、メタバース内で使用する通貨が仮想通貨だからです。なぜメタバース内では法定通貨ではなく、敢えて仮想通貨が使用されるかの理由の1つに相性良さがあります。
メタバースはインターネット上の仮想空間なのでアバターを作ることができても通貨や紙幣を持ち込むことはできませんし、全世界のユーザーが仮想空間上にいることになります。そこで利用されるのが仮想通貨になります。
仮想通貨とは、ブロックチェーン上で管理されているデジタル通貨のことで電子データのみで取引される通貨のことを指します。詳しくは下記の記事に記載してありますので理解を深めたい場合は確認してみてください。
また、仮想通貨を使用する理由の1つにNFTとの関係性がありますので次の項目で解説させていただきます。
【メタバース×NFT】
NFT(非代替性トークン)はメタバース上のアイテムや土地にデジタル上の価値をつけることができます。そもそもNFTとは、代替不可能なモノの価値を証明するデジタルデータと表現されています。メタバース上のアイテムの大半がNFTになっており、そのデータの取引や価値の証明をするときにNFTは使用されています。
なぜNFTに価値の証明ができるのかというと、ブロックチェーン技術を活用しているからです。ブロックチェーンとは世界中のネットワークにより分散的に管理されている、情報の改竄ができないセキュリティの確保されたネットワークなので今までデジタル上で難しかった唯一性を証明することが可能になりました。
この技術によって入手したアイテムの売買ができるようになっており、通常の場合はサービスが終了してしまうと所持していたキャラクターやアイテムはなくなってしまいますが、NFTとして自分のウォレットに残しておくことができます。NFTについては下記の記事に記載してありますので理解を深めたい場合は確認してみてください。
・メタバースの活用例
【ゲーム】
メタバースはゲームをする際の手段として使われることが多く、GameFiとの組み合わせは人気があり増加傾向にあります。GameFiとはブロックチェーンゲームをプレイしNFTや暗号資産を獲得しお金を稼ぐことができるゲームです。
GameFiとメタバースを組み合わせることでヒットしたタイトルもあり、フィリピンではゲームをしながら収益を得て家族の生活を支えている人もいるそうです。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。
【GameFi(ゲーミファイ)とは】初心者でも分かるGameFiとP2Eについて解説!
【バーチャル店舗】
インターネット上の仮想空間にバーチャル店舗を出店する動きも始まっています。メタバース上にバーチャル店舗があると、通常のECサイト(ネットショッピング)より購買意欲が高まると言われています。
バーチャル店舗の場合は実際に友人とウィンドウショッピングができたり、従来のオンラインショップで画像で見ていた商品を店内の雰囲気と共に3Dで見て楽しむことができます。
日本ではBEAMSや資生堂、伊勢丹などがバーチャル店舗の取り組みをしており、バーチャルストア限定の商品が販売されていることもあるので話題になっています。
【メタバース広告】
現在、メタバース広告という施策もトレンドになっています。メタバースのバーチャル空間上にデジタルの広告を出稿することができます。現実世界と同様に看板広告やCMを流すことも可能ですが、メタバースならではの3D広告を掲載が可能になっており、ユーザーの目に留まりやすいのが特徴の1つです。
また、現実世界とメタバース空間ではターゲットも違うため、普段とは違う多くの層にアプローチが可能な点もメタバース広告のメリットとも言えるでしょう。
・まとめ
この記事ではメタバースについて解説いたしました。
メタバースは要約すると「インターネット上の仮想空間」という意味で、コミュニケーションツールとして現在も普及し始めています。
ゲームやバーチャル店舗、メタバース広告などでも活用されており、これからの時代を担っていく技術になるでしょう。
ゲームの開発や広告施策についてのご相談やご不明点などありましたら、お気軽にお問い合わせフォームまたは下記のメールアドレスまでご連絡よろしくお願いいたします。
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